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TG(中性脂肪)を調べる |
中性脂肪は脂質の一種で糖質、炭水化物、動物性脂肪などがおもな原料として肝臓で作られます。
血液中の中性脂肪が多くなると動脈硬化性疾患の原因となります。
また、肥満との関連が強く、中性脂肪と肥満度は比例します。肥満や食べ過ぎ、運動不足、飲酒により中性脂肪の値は高値になります。
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測定法:酵素法(GPO・DAOS法)
150 mg/dl未満
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・糖尿病や肥満をはじめ、糖・脂質代謝に異常をきたす疾患の存在を推測できる。
・動脈硬化性疾患の推測ができる。 |
・血清脂質に異常が認められたとき
・家族性高コレステロール血症や遺伝性脂質代謝異常が疑われたとき
・二次的にトリグリセリドの異常をきたす疾患が疑われたとき
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高値の場合
●一次性
高カイロミクロン血症、LPL欠損症など
●二次性
糖尿病、肥満、動脈硬化、痛風、甲状腺機能低下症、クッシング症候群、ネフローゼ症候群、閉塞性黄疸、急性・慢性膵炎など
低値の場合
●一次性
無β−リポ蛋白血症、低β−リポ蛋白血症など
●二次性
甲状腺機能亢進症、下垂体機能低下症、肝硬変、アジソン病など
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中性脂肪の値は食後30分くらいから上昇し始め、4〜6時間後にはピークになります。そのあと徐々に減少し、10数時間でもとに戻ります。よって検査は、正確な数値を得るため、12時間以上絶食した後、早朝の空腹時に採血します。
また、前日の食べすぎや飲酒で測定値が大きく上昇することがあります。副腎皮質ホルモン(ステロイド)剤や経口避妊薬でも高値になりますので、これらの薬を使用している人は、医師に申し出てください。
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結果についての注意事項 |
基準値は検査方法や測定方法、測定機器、用いる試薬、単位などにより値が異なります。単に数字を見るだけではなく、測定方法や単位なども注意深く確認してください。
また、個人個人の生理的変動によってかなり左右される項目もありますので、少し値が基準値から外れていたからといって神経質にならないでください。あくまで健康の目安として考えるとよいでしょう。 |
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売り切れの際はご容赦ください
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