LDHアイソザイム  血液検査は病気予防と健康チェックの基本です。 

血液で分かるからだの病気
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LDHアイソザイムを調べる

  LDHアイソザイムとは


LDHは体内の各組織に広く分布し、細胞破壊により血中に逸脱します。


通常の血液検査で測定している血中LDH活性はアイソザイムの総和であるため、血中LDHが高値の場合、電気泳動法でアイソザイムを分画することにより、LD1〜LD5までの活性帯を検出することができ、障害臓器・部位を推測することができます。


  測定法と基準値


測定法:電気泳動法


LD1 : 20.0〜31.0%
LD2 : 28.8〜37.0%
LD3 : 21.5〜27.6%
LD4 : 6.3〜12.4%
LD5 : 5.4〜13.2%


  検査で何がわかるの


LDH総活性が高値を示したときに、増加の原因を追及する目的


  どのようのときに検査するのか


・LDH総活性が高値で、由来臓器を推定するとき
・LDH総活性が基準値内であるが、アイソザイムパターンの異常が疑われるとき


  この検査で疑われる病気

心筋梗塞:LD1、LD2の著増
肝障害(急性肝炎、肝硬変など):LD5の著増
筋ジストロフィ、多発性筋炎:LD2、LD3の上昇
悪性貧血:LD1の増加
慢性骨髄性白血病:LD2、LD3の上昇
悪性腫瘍:LD3およびLD4、LD5の上昇(LD3が最も高い場合が多い)






  検査を受けるときの注意


食事による変動はありませんが、運動によって上昇します。ジョギングなどの日常の軽い運動でも高値になり、ときにはそれが1週間近く続くこともあります。


検査数日前はなるべく運動を控え、検査当日は少し早めに病院に行き、気持ちを落ち着かせから検査を受けるようにしましょう。また、妊娠中でも高い値を示します。





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結果についての注意事項

基準値は検査方法や測定方法、測定機器、用いる試薬、単位などにより値が異なります。単に数字を見るだけではなく、測定方法や単位なども注意深く確認してください。
また、個人個人の生理的変動によってかなり左右される項目もありますので、少し値が基準値から外れていたからといって神経質にならないでください。あくまで健康の目安として考えるとよいでしょう。


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