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アンモニアを調べる |
アンモニアはアミノ酸の代謝産物の一つであり、肝臓・腸管・腎で産生される。通常、肝臓で産生されたアンモニアは尿素サイクルにより尿素に合成され、腎臓から排泄される。
しかし、重症肝疾患や尿素サイクルの機能異常が起こると腸管におけるアンモニアの産生が増加し、肝臓の解毒機能が低下するため血液中にアンモニアが増加する。
アンモニアは有毒な物質で、特に中枢神経系に強く働き、意識障害が生じる。
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血中アンモニア濃度を知ることにより、肝機能の重症度を推測できる。
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・肝機能障害を疑うとき
・肝性昏睡時の病態を把握するとき |
高値の場合
肝性昏睡、肝不全、劇症肝炎、肝硬変末期、尿毒症、出血性ショックなど
低値の場合
低蛋白食摂取時、貧血など
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結果についての注意事項 |
基準値は検査方法や測定方法、測定機器、用いる試薬、単位などにより値が異なります。単に数字を見るだけではなく、測定方法や単位なども注意深く確認してください。
また、個人個人の生理的変動によってかなり左右される項目もありますので、少し値が基準値から外れていたからといって神経質にならないでください。あくまで健康の目安として考えるとよいでしょう。 |
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売り切れの際はご容赦ください
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