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ビタミンB12を調べる |
ビタミンB12はビタミンB複合体の一つであり、DNA合成に関与する物質の補酵素として重要なビタミンです。
ビタミンB12は葉酸と同様に体内でつくる事ができず、食物から摂取しなければなりません。肝(レバー)、牡蠣(カキ)、卵黄、牛乳、アサリ、シジミなどに豊富です。特に、重要なのは、動物性の食品にしか含まれないということです。ビタミンB12は体には絶対必要なビタミンですので肉や魚を食べないといけない理由がここにもあります。
通常、日本の食生活で欠乏する事はまれですが、よほど偏った食事をしている方は注意が必要です。
ビタミンB12欠乏時のDNA合成異常および巨赤芽球性造血は葉酸代謝を介して起こる二次的な障害と考えられています。したがって、巨赤芽球性貧血がビタミンB12と葉酸のどちらの欠乏によって引き起こされているかを鑑別することは治療法を決定するうえで非常に重要です。
ちなみに巨赤芽球性貧血のうち、ビタミンB12の欠乏による貧血を悪性貧血と呼びます。 |
血液中のビタミンB12欠乏状態を知ることができる。 |
高値の場合
慢性骨髄性白血病、真性多血症、肝細胞癌など
低値の場合
吸収障害(悪性貧血、胃切除後)、慢性膵炎、Zollinger-Ellison症候群、クローン病など
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結果についての注意事項 |
基準値は検査方法や測定方法、測定機器、用いる試薬、単位などにより値が異なります。単に数字を見るだけではなく、測定方法や単位なども注意深く確認してください。
また、個人個人の生理的変動によってかなり左右される項目もありますので、少し値が基準値から外れていたからといって神経質にならないでください。あくまで健康の目安として考えるとよいでしょう。 |
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売り切れの際はご容赦ください
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