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亜急性甲状腺炎を調べる |
ウイルス感染などで、甲状腺に炎症を起こし、甲状腺ホルモンが一時的に増加する病気です。かぜのような症状が続いたあとに発熱をおこし、頸部(甲状腺部分)に自発通や圧痛を感じるようになるのが特徴です。甲状腺ホルモンが増加してしまうことで、甲状腺機能亢進症の症状が一時的に現れます。 |
のどの痛みなどを伴うかぜ症状のあと、38〜39度前後の発熱が続き、頸部の痛みや腫れがおきます。痛みは首を動かす度にちょっと痛い程度のものから、触れただけで飛び上がるほど痛い場合と様々です。甲状腺の炎症や痛みは、通常左右どちらかに現れることが多いのですが、両側に現れる場合もあります。
甲状腺の破壊の程度がひどい場合、全身の倦怠感、動機や手の震えなど、甲状腺機能亢進症の症状が現れます。通常2〜3週間で自然におさまりますが、炎症を繰り返すと、長引く場合もあります。 |
かぜなどの疾患後におこることが多いため、なんらかのウイルス感染の関与が疑われていますが、はっきりとした原因は不明です。ウイルスが原因としても、他人に感染することはないといわれています。 |
痛みという特有な症状があるため、比較的診断は容易です。血液検査により、甲状腺ホルモン(フリーT4、フリーT3)の値が高く、炎症反応(CRP/C反応性たんぱく)が陽性であれば亜急性甲状腺炎と診断されます。他の疾患と区別するために、超音波検査で確認する場合もあります。 |
自然に治ることが多いので、対症療法が主になります。熱や痛みに対しては、まず消炎鎮痛薬を、症状が重度の場合は副腎皮質ステロイド薬が用いられる事もあります。ステロイド剤は、症状の改善には有効ですが、薬の減量や中止のタイミングが早すぎると再発や悪化する場合があるので注意が必要です。動悸や手の震えなどの、甲状腺機能亢進症に対してはβ遮断薬が使われることもあります。 |
かぜが長引く、頚部に痛みを感じるなど症状が見られたら、早めに受診しましょう。 |
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