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膠原病肺を調べる |
自己免疫疾患である膠原病の中で、とくに呼吸器に症状がでた場合を膠原病肺といいます。関連する肺の病気には、間質性肺炎、細気管支炎、気管支病変、胸膜炎、肺高血圧症、肺血栓塞栓症、血管炎、リウマトイド結節などがあります。 |
多くは痰を伴わない空咳と息切れがあります。膠原病の症状としては、発熱、全身倦怠、体重減少、関節炎などがあります。 |
膠原病自体の原因は、まだわかっていませんが、自分を攻撃する自己抗体といわれるタンパク質ができる理由としては、自己のタンパク質に似た成分を持つ微生物への攻撃が自分に及ぶ、とか、正常なタンパク質が、ウイルス、薬、日光、放射線などにより変質した、などと考えられています。 |
肺の病変が固有なものか、感染症によるものか、薬剤によるものかの識別が重要なので、病気の症状、身体所見、胸部のX線、CT検査、呼吸機能検査、血液ガス測定、心電図、心臓超音波検査、喀痰検査、血液検査、ツベルクリン反応、QFT反応などを調べて診断が確定します。
膠原病性間質性肺炎の場合によっては、入院して外科的肺生検が必要なこともあります。 |
治療は大きく分けると、間質性肺炎とそれ以外に分かれます。間質性肺炎で症状が軽い場合は、禁煙や経過観察で治る場合もあります。
発熱やせき、息切れがあるときは、ステロイド剤、免疫抑制薬を投与しますが、服用期間が長くなるため、副作用と減量中の再発には注意が必要です。
上記の治療で効果がみられないときは、在宅酸素療法や血管拡張薬、利尿剤の処方も行います。その他の症状には、ステロイド剤が有効です。 |
膠原病は一度発症すると慢性の病気になることが多いため、過労を避け規則正しい生活、睡眠時間と休息の確保がひつようとなります。 |
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