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クラミジア感染症を調べる |
クラミジア・トラコマチスという細菌が尿路や性器に感染することでおこります。初期に自覚症状がほとんどないため、知らない間に性行為で相手に感染させたり、感染が進行してから気づいて傷害を残す危険のある病気です。 |
男性の場合、最初は軽い排尿痛や違和感、透明の分泌物がでるなどの尿道炎で始まります。さらに上体に進むと軽い痛みや腫れが、精管に及ぶと慢性精管炎となり、無精子症になることもあります。その他前立腺炎、喉頭炎、直腸・肛門炎などをおこします。
女性の場合は、子宮頚管炎や子宮内膜炎で始まりますが、自覚症状がほとんどありません。卵管にまで感染が進行すると、組織障害や免疫傷害をおこすため、不妊症になってしまいます。さらに感染が進むと、骨盤腹膜炎など重篤な病気の原因となることもあります。 |
クラミジア・トラコマチスという細菌が、性行為やキスなどによって粘膜感染します。 |
初尿や初患部より採取した体液を、核酸増幅法を使いクラミジアの遺伝子を調べます。その他、免疫クロマト法や免疫染色法、抗体検査が行われることもありますが、まだ開発途中なため、検査方法としては一長一短なところがあります。 |
どこに感染したとしても、マクロライド系、テトラサイクリン系、ニューキノロン系の抗生物質を、2週間程度服用します。最近では、マクロライド系のアジスロマイシンを1回服用することで症状がなくなる場合もあります。 |
最大の予防は、性行為の際には必ずコンドームをつけることです。 |
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