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心臓腫瘍
(しんぞうしゅよう) |
心臓にできる腫瘍で、心臓自身が原因となっている原発性心臓腫瘍と、他の臓器の腫瘍が心臓に転移した転移性心臓腫瘍があります。原発性心臓腫瘍の80%位は粘液腫で、良性腫瘍は主に左心に、悪性腫瘍は右心系に発生しやすくなっています。 |
腫瘍の大きさや発生部位によって、症状が異なります。無症状で、何かの検査の時に偶然見つかる事もあります。原発性心臓腫瘍で多い粘液腫では、貧血、発熱、疲労感などの全身症状がおこります。
腫瘍が大きくなる事で血流が妨げられ、浮腫や呼吸困難、心不全、不整脈、胸痛などがおこり、心膜液が溜まりやすくなります。また、腫瘍の一部がはがれて末梢動脈に詰まり、脳梗塞や麻痺がおこることもあります。 |
転移性心臓腫瘍では、肺がん、胃がん、乳がん、腎がんなど、すべての悪性腫瘍が血流などによって運ばれて発症します。原発性心臓腫瘍の場合は、まだはっきりとはわかっていません。 |
血液検査、心臓超音波、CT検査、MRI検査、心血管造影検査で心臓の状態を調べます。診断を確定するためには、心膜液、心膜生検、腫瘍生検で腫瘍細胞を検出して検査します。 |
良性、悪性共に手術により病変を摘出します。根治が難しい場合は、化学療法や放射線治療を行う場合もあります。また、大量に心膜液貯留には、心膜穿刺やドレナージが行われます。 |
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