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ジフテリアを調べる |
ジフテリア菌に感染することで、色々な粘膜に障害がおこります。感染力が強く、致死率も高いのですが、現在は予防接種が普及したため、先進国ではあまり見られません。 |
潜伏期は2〜6日で、初期には咽頭痛、発熱、嚥下痛がおこります。それ以降は感染部位によって症状が違います。
鼻に感染すると、鼻の粘膜に偽膜ができてつまってしまいます。鼻水に血液が混ざることもあります。
扁桃・咽頭に感染すると、急に38〜39度の高熱が出て、のどが赤く腫れて痛み、灰白色の偽膜ができてしまいます。悪性になると、くびのリンパ節も腫れて、菌の毒素で心臓の筋肉までおかされます。
喉頭に感染すると、高熱が出て、声がかれ、喉に偽膜ができることで器官が狭くなり、呼吸困難をおこします。その他、目の結膜、皮膚などに感染することもあります。 |
ジフテリア菌が、くしゃみやせきで唾液や体液などに包まれて空気中に飛び出し、他の人に感染します。 |
鼻や咽頭・扁桃などから粘液を採取して細菌検査を行い、ジフテリア菌が見つかったら診断が確定します。 |
2類感染症に指定されているので、入院して治療を行います。ジフテリアの抗毒素血清を注射して毒素を中和し、抗生物質で菌を殺します。窒息の危険がある時は、気管切開をすることがあります。 |
せきなどで飛び散った飛沫を吸い込むことで感染するので、看護する際はマスクを必ずしましょう。 |
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