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医師の白衣は
元々は理髪師の制服だった |
病院と言えば、お医者さんが着ている白衣がイメージできますよね?
この白衣には、2タイプ存在します。
一つは、足まで伸びている長い丈の白衣、そして、もう一つはセパレート式の丈の短いタイプです。
このセパレート形式の白衣は、手術中に着る衣服で、ベンケーシー型白衣と呼ばれています。
実は、このベンケーシーとは、アメリカのテレビドラマに登場する架空の医師の名前なのです。
ベンケーシーは1960年代のアメリカで大ヒットしたメディカルドラマの元祖で、空前の大ヒットをし、日本にも輸出されました。
主人公の脳外科医ベンケーシーが着ているイメージが強かったので、このセパレート形式の白衣はベンケーシーと呼ばれたのです。
しかし、事実は小説より奇なりで、このベンケーシー白衣は、さらにもっと昔から外科手術に使用されていました。
ですが、それは医師ではなく、理髪師の制服だったのです。
中世のヨーロッパでは、医師は外科手術を担当しておらず、もっぱら外科手術は理髪師が行っていました。
いやー、これ自体驚きです!
当時の外科手術は、寫血(しゃけつ)といい、体調が悪い時は、静脈から悪い血を抜く事で健康を維持できるという考えでした。
そこで、髭を剃る為のカミソリを持っている理髪師が、寫血を担当する事になったようです。
床屋は、親方の元で一定期間修行をすることで、マイステルという称号を得られます。
それから、自立して自分の店を持ち、青赤白の筒を店先に下げて、理髪店の看板にしました。
青は静脈、赤は血液、白は包帯の意味で、ここでは外科手術も行いますよという意味になったそうです。
この三色は、今でも理髪店のサインポールとして店先でクルクル回転していますよね。
お医者さんの手術衣が、元々は理髪師の制服だったなんて、白衣の雑学は面白いものですね。 |
結果についての注意事項 |
基準値は検査方法や測定方法、測定機器、用いる試薬、単位などにより値が異なります。単に数字を見るだけではなく、測定方法や単位なども注意深く確認してください。
また、個人個人の生理的変動によってかなり左右される項目もありますので、少し値が基準値から外れていたからといって神経質にならないでください。あくまで健康の目安として考えるとよいでしょう。 |
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売り切れの際はご容赦ください
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